北海道・道東編② いざ阿寒湖アイヌコタンへ
北海道2日目!
今日から本格的に北海道の道東を満喫するぞぅ!
本日の目的は阿寒湖近くのアイヌコタン(アイヌの村という意味)に行ってアイヌ料理店『ポロンノ』でアイヌ料理を食べること!
大曲湖畔園地のヒマワリ畑
網走市から阿寒湖までは車で1時間半。
ホテルをチェックアウトした後、網走駅近くにあるレンタカーショップへ。
はりきって早起きしたけどレンタカーショップは朝の8時からしか開いてないから確認やら何やらして走り出したのは8時半。
でも寄り道しなければ午前10時には阿寒湖についちゃいます。
そうするとゆっくりポロンノでご飯を食べたとしてもお昼にはやることがなくなるという、ゆるっゆるっな旅程です。
今日の宿は屈斜路湖の近くにある川湯温泉(いくつもの旅館やホテルが並ぶ温泉街のこと)の『KKRゆから』というホテルに泊まる予定だけど、阿寒湖と屈斜路湖を見たとしてもかな~り時間を持て余しそうです。
ってことで、阿寒湖に向かう道すがら2つの寄り道をすることに。
寄り道って言っても阿寒湖に向かう道沿いにあるのでわざわざ道を外れることなく本当に車を停めるだけなんだけどね。
一つ目の寄り道は
大曲湖畔園地。
ここは季節によってヒマワリやコスモスが咲いている場所。
ただし、ヒマワリのピークは9月後半。本日は10月10日。
地元の人たちに聞いても、「う~ん、2週間ぐらい前にピークって言ってたし、まだ咲いてるのかなぁ?」と首を捻る様子。
とりあえず本当に道沿いにあるので、脇道にそれて園地に入っていったところ、
咲いてました!
ちょ、ちょっとヒマワリが下を向きかけているけども・・・。
いや、これはオッケーで良くない? オッケーだよね?
まったくもってピークは過ぎていたので人が全然おりませぬ。
他にはもう一人、私のような季節外れの旅行者のお兄さんが車で来ていて写真を撮っていました。
枯れるギリギリのヒマワリを見れて良かったよ。
彼らの最後の輝きを見たのは私だ!☆
っていう厨二病的なノリで一人で悦に入っておりました。写真も撮り放題だったしねー。
さて、ヒマワリ畑を見て満足したものの、何十分もいる場所でもないので、とっとと本筋に戻ります。
相生(あいおい)ご当地グルメ くまやき
次の寄り道はだいぶ先にある『道の駅あいおい物産館』。
昨晩の居酒屋『Sawa』のスタッフの人に、「阿寒湖に行くなら途中のあいおいってところに『くまやき』っていうスイーツがありますよ」と教えてもらっていた私。
ナビで見たら本当に阿寒湖に向かう道沿いの道の駅で売ってるので、これは食べないわけにはいかないよね☆
このスイーツはご当地グルメとして有名みたいだけど全然知らなかった。やっぱり現地人との交流は大事だよね。
教えてくれたおにーさん、ありがとう!
道の駅につくとやっぱりご当地グルメとして有名らしく、全面的にアピッってました。
すぐ裏手には旧国鉄の北見相生(あいおい)駅跡があって、廃線になった駅舎と車両が白樺の木々の中に佇んでおりました。
この駅舎がCafeになっているとネット上にはあったんだけど、私がのぞいた時は開いてないみたいでした。残念。
しょうがないので駅舎のベンチに座って『くまやき』とコーヒーを食します。
天気が良かったので、これはこれで気持ちよくて良かったかも。
くまやきはぶっちゃけて言えば、たい焼きみたいなモン(暴言)
中身はいろんな種類があって、定番は粒あん。私は粒あんとカスタードを一個づつ食べました。
うまい! コーヒーと合う!
さあ、小腹も満たされ阿寒湖にもあとちょっと。
幸せな気持ちで車を走らせていると阿寒湖が見えてきました!
阿寒湖アイヌコタン
その昔、阿寒湖の近くにはアイヌ族の村(コタン)がたくさんあったそうな。
現代ではアイヌの方たちも普通の家に住み、洋服を着て暮らしているのですがね。
阿寒湖周辺に着くと何やらアイヌの民族衣装に身を包んだ方たちの行列が!!
わぉ、なにこれ~、と思っていたら、本日は『まりも祭り』の日だったそうです。まったく知らずに来たけど、行列見れてラッキー☆
と思っておりましたが、これが本日の不幸の前振りだとは・・・。
写真を撮り終えて満足した後は、阿寒湖アイヌコタンへ! 神聖なフクロウの木彫りが入口でお出迎えしてくれますよ。カッケー!
ここはアイヌの民芸品などのお店があり、アイヌの伝統舞踊を見せてくれるシアターもあるようです。
わたしの目的はアイヌ料理の店『ポロンノ』なので、わき目もふらずに店を目指したところ、
『本日はまりも祭りに参加のため、休業いたします』
の張り紙が・・・。
オーマイガッ!( ;∀;)
うせやろ~。なんでや~。わては網走からはるばるあんさんとこの料理を食べに来たんやで~。
(つд⊂)エーン
阿寒湖遊覧船
くそぅ、まりもめ~。
と思ってもしかたないことなので気持ちを切り替えます(早っ!)。
予定はしてなかったけれど、阿寒湖で遊覧船に乗ることにしました。レンタカーを借りた時にもらったクーポンに遊覧船の割引があったし。
アイヌ料理の代わりに乗船所にある待合所で塩ラーメン食べました。ああ、しょっぱい、いろんな意味で。(もちろんラーメンはラーメンでちゃんとおいしかったデス)
ここの待合所には猫がいてお店の中まで入り込んでいたので、すっかり大将の飼い猫かと思いきや、野良猫なんですって。大将たちもまくしたてて追い立てるわけでもなく、猫さんものんびりしてて、なんかその緩さがいいわぁ。
猫さんメッチャ可愛いし。
遊覧船に乗って改めて思ったけれど、外国人客が多い! 10月の平日だからだろうけど。日本人よりアジア圏の旅行客のほうが多かったなぁ。
遊覧船は阿寒湖を回りながら、途中チュウルイ島という阿寒湖の中に浮かぶ島に寄ります。ここには『まりも館』があってそこを見学できるのだ。
なんでそんなにまりも押しなのかと思ったけど、様々な自然環境により、まりもが直径30センチ近くまで育つのは世界で阿寒湖だけなんだそうな。へぇー。
負け惜しみじゃなく遊覧船は乗って良かったなぁ。若い人には刺激が少ないと思うけど、大人のまったり一人旅にはよい加減であります。
たださぁ、遊覧も終盤になってきた時に、遊覧船の中で歌謡曲が流れてきたのよ。
まりもを題材にした歌なんだけど、すんげード昭和のザ・歌謡曲! って感じなの。まずは女性歌手の唄なんだけど、今にもつっ伏して泣いてしまわんばかりの情感の込め方でどんな悲恋歌だって思うんだけど歌詞がさ、
まりもよ まりも~ 涙のま~り~も~ (ノД`)・゜・。♪
って、いや、まりもだよ?
んで、次の男性歌手の唄もやっぱりまりも。
神秘のまりも~ 緑のまりも~(/_;) ~ ♪
なんか愛する人と今生の別れをする勢いで歌い上げてるんだけど・・・。
いや、だからまりもだよ?
ポップで明るいイメージの唄ではなく、なぜあんなに情感豊かに切なく歌い上げる系の曲ばかりだったのか・・・。
まあ、おふたりとも歌はとてもお上手でした。
とにかく阿寒湖がまりも押しなのは身に染みて分かりました。ええ、それはもう。
<2日目後半へ続く>